去年の今日は雪のあいまにずいぶん地面が見えかくれしていたのですが、今朝は早くから雪降りでした。それでも外の空気は明らかに、冬の香りから春の香りへと変わっています。 この一週間、和兵衛窯では窯焚きの準備をしておりました。積み木をひとつひとつ積み重ねるような窯づめの作業をしていますと、余震で今にも崩れるんじゃないかと怯えていた去年の今頃を思い出します。窯焚きはどんなときも、無事に焼き上がるよう祈るような気持ちで行いますが、3月11日以降はその気持ちがいっそう強くなったように思います。 震災から一年、被災された方々はどのように今日を迎えられたのでしょうか。 窯焚きのたびにいつもより多く、震災と被災された方たちのことを考えます。それはこれからずっと変わらぬことであろうと思います。
by waheegama
| 2012-03-11 21:29
|
ファン申請 |
||